写真は修整を終えた後の状態ですが、以前は地面とのクリアランスが殆ど無く、紙が1枚挟まる程度の僅かなものでした。 それでも充分に速く走れていたので気になりつつも放っていたのですが、スピードMADの27レビンにコース3本分程度の差で敗戦。 その後、スピードMADマシーンはさらに軽量ボディのサバンナにボディを変更して負けが拡大しました。
そもそも、ロングMADがスピードMADと同等レベルで短距離を走れること自体が稀だと思うのですが、負けを拡大させたのは他ならぬ自分とは言えども差分を縮めたい気持ちも芽生えて今回の作業に取り掛かりました
以前であれば、ローラーの分厚い部分から先を手で曲げて前端を上げると言う、少々乱暴な方法で地面とのクリアランス拡大を行っていました
この場合、曲げた部分の強度は極端に落ちるので付けたり外したりする内に破損してしまう事がありました。 また、その方法は簡単にクリアランスを確保できますが、先端は地面と水平では無く後傾した状態(ミニ四駆で言うスラスト角が付いた状態)になり、抵抗が増してしまうのもあります
傾いた分だけローラーの先端部分を水平に近付けるように曲げを加えた事もありますが強度がさらに落ちてしまい、破損確率が高まりました
そう言った過去の失敗もあり、手間はかかりますが今回はローラー・ベースのシャーシ中心付近に来る分厚い部分を加工することで対処しました
両面テープを貼り付けるその部分は加工しない状態ではフラットになっていますが、これを車体前方に行くほど低くなるようにスラッシュ成形
強度を落とさずにローラー先端のクリアランス確保ができ、曲げよりも自然な角度変更になるのでローラーもほぼ水平状態を保てました
負けの差分を縮めるために行ったこの作業は、期待値を大きく上回ってサバンナに勝ってしまうと言う予想だにしない結果をもたらしました
これを受け、スピードMADは大幅に軽量化を進めたFDのボディに変更し総重量14.57gを達成する形でスピードMADの面目を保つ事になりました
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