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MAZDA / RX-7
RE Amemiya D-1 Grand Prix
Flat Course Version , Type-1
 
新たに設置したフラット・コースを制したのはアップダウン・コースで戦線離脱になったRE雨宮の車体。雨宮よりも軽い他のボディはその軽さが仇となり挙動を乱しまくりでした。高速走行と安定走行の両立を実現したRE雨宮のボディは軽過ぎなかった事が幸いしたようです

パワーの強いゼンマイは走行フィールドによってボディの軽さが仇となる場合があります。何度か経験してはいましたが、まさかフラット・コースでそれは無いと思っていました。今回の結果により理想の軽量化を目指す上でのサジ加減が難題であることを改めて痛感させられました。

とは言え複雑な絡み合いの中で総体の性能が出てくるのでコレと言った決定的な解決手法は無く、一定の方向性の中でひたすら試行を繰り返して最良の状態を見つけるしかないですね。セッティングとはその繰り返し作業を指すのだろうと最近はしみじみ思います。 めんどくさっ!(笑)

フラット・コースのスピード乗りの良さはコース変更前に想像していたレベルを遥かに超え、以前のリヤ・ローラーでは走行する度にパーツが抜け飛び、コイン・ホルダーのシールもヨレヨレになってしまいました・・・・ 適当な代替シールが無かったのでタミヤのシールで誤魔化しましたが、これが以外にも気に入ってしまい.... (^-^;

その貴重さから、なかなか改造に踏み切れないでいたトルネード・ローラーバンパーですが、これを機にカスタマブル・パーツを使えるようにベースの一部を加工、期待値以上に強烈なローラーバンパーに変貌してくれました。

元々の剛性が低い軟くて変形し易い難点がありましたが、破損して使えなくなったフロント・ローラーベースを切り出して最下部に装着。タワーバー的効果で剛性が上がり、前輪の持ち上がりを抑制できるオマケ付で万々歳でした。 トルネード・ローラーバンパーの改造と進化は今回のマシン作成・改変で最も嬉しい出来事でした。

【上段】に2段重ねで使っているパーツはカスタマブルの『マグネプロト』に同梱のローラー・パーツ。1台につき2個なので、この状態にするには2台必要になります。運良くチョロQ学園のすみやさんから頂戴していたのがここで大活躍してくれました。改めてめっちゃ感謝!です。

【下段】で使用しているのはグレードアップ・パーツとして販売されていた『ウエイトバランス・バンパー』のフロント・ローラーベース。シャーシ取り付け穴が破損していた物を切り出して使いました。下から挿し込んでいるパーツも同梱の部品で最低地上高を低くして前輪の持ち上がりを抑制しています。

画像は1周目のベスト・ラップです。2周目のベストは2秒44、3週目のベストは4秒64。3週目に突入できたのは雨宮ボディだけでした。

雨宮ボディは複数回走ってもタイムのバラつきが少なく、いつも同じように走ってくれていた点で優秀に感じました。軽量ボディのRZはカーブで異音が発生する事もあり、不安定な挙動を排除する事ができませんでした。

現在2番手についてるマシーンの1周目ベスト・ラップは1秒43、2周目ベストは2秒82です。比較するのは可哀想ですがミシュラン・バスの1周目ベストは2秒02、2周目は4秒48です。

2番手マシーンの総重量は14.77g。スピードMADベースで15gを切るとかなり軽量な部類に入り、加速面、カーブの安定面で有利になるのですが、ゼンマイの性能差が極端に大きく無い割にラップ・タイムの差が大きい理由は前後ローラー間距離の違いにも一つの理由がありそうです。

2番手マシーンはミシュラン・バスに習い、リヤ・ローラーをアルティメット・タイガーの大きいローラーに変更して通常の部品よりも早くコースに接触してくれるので実質的な作用は前後ローラー間距離を縮めているのに近いと思っているのですが、まだ改良の余地がありそうです。

ただ、軽さの割には見た目にしっかりした安定感がある走りなので同サイズでより軽量なローラーに変更するなどして基本スタイルを変えずに進化させたいと思っています。ローラーの左右間距離が増大しているので安定確保の面でメリットは大きいと思いますし、違った形で性能追求していく方が面白味がありますしね。

雨宮マシーンの総重量は15.68gになりました。これまで作ってきたスピードMADの最速仕様としては重量級。その一方、地味ながらも着実に進化し続けている2番手マシーンに対し、その差を大きく拡げる結果を出した事を思うと雨宮号はこれで良しと考えています。

以前から気になっていたフラット・コース化はトルネードバンパーの改造・進化を促し、マシーンの性能を飛躍的に押し上げてくれました。新たな興奮と満足を味わい、チョロQの奥深さと楽しさを再確認することができました。

 >> For Flat Course : Type-2