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TOYOTA / TS010
Athletic Course Version
 
TS010は、アスレチック・コースで走行安定性と完走率を高いレベルで達成しました。駆動輪には推進力の高さでトラップ・エリアでの外乱に強くなるモーター・トミカのタイヤを使用。特徴となっているウイング・スボイラーは固定度が甘く、重量も重いので挙動の乱れが大きくなる事から最大の難点と思われるそれを改善する事を筆頭の課題としました。思い切ったサイズ・ダウンで軽量化と低重心化を行い、リモネン・セメントでがっちり固定。ウイングは下り車線でのスピード乗りを良くする効果があるので機能面での期待から残しています。他の軽量化項目はウインドウの薄肉化、フロント・アンダーのスボイラーの一部切除、リヤ・バンパー下部の切除、です。

パンサー・エンジン搭載時との比較・重量データ
・総重量(ローラーバンパーおよび周辺部品を含む)
 13.10g12.71g

パンサー・エンジンをブルーMAXに積み替えた場合、それだけでも約0.75g程度の重量増になります。それを埋めて余りある軽量化を達成できたのは大きく、ゼンマイの移設元であるRX-7/FCが出した最速ラップ0.24秒も上回るタイムで走り抜けました。

右の標準仕様に比べると迫力に欠ける見た目になり、ロードゴーイング・バージョンにされた印象ですが、アスレチック・コースでの走りは標準仕様よりも遥かにレーシーです。

前述のタイム・アップも去る事ながら、安定性が飛躍的に高まって完走率が高く、これ迄のところは全くコース・アウトしていない優等生です。

ウイング・スボイラーの重量・比較データ
・最終的にはサイドも切り落としたので、それ以前の参考値です
 0.74g0.31g

ウインドウ・パーツの重量・比較データ
・ボディとウインドウの隙間はウインドウの薄肉化による物です
 0.50g0.35g

フロント・アンダー・スボイラーの重量・比較データ
・この部品は装着しなくても走行上の支障にはなりません
 0.27g0.23g

リヤ・バンパー下部の切除による軽量化・比較データ
・地味な軽量化作業の積み重ねは案外バカにできませんです
 2.80g2.75g
貼り付けローラーバンパーに使用しているダブル・ローラーの支柱部品はチョロQ学園のすみやさんから頂戴した物です。頂いてから今回の改造で存在に気付くまでに結構な時間が経過してしまいました。失礼をお詫びします。このパーツ、自分の記憶が確かならばコース・セットを購入しないと入手できない特殊なパーツ。ブルーMAX搭載マシーンには少しオーバー・クォリティな位に頼もしいパーツなのですが、過去の経験から速度の高いマシーンで使うと簡単に破損してしまうので穏やかな走り仕様で使う事にしました。これをまた入手する機会は無いと思うので末永く大切に使わせて頂きます。ありがとうございました。
Update / TOYOTA TS010 * For Athletic Course

2014.09.27

前後の装着ホイールを変更 

余りにも見事な安定感から何度も走らせていたところ、ある時から急に最初のトラップでひっくり返るようになりました。原因に辿り着く迄にかなりの時間を費やしましたが、中古で入手したブルーMAXのホイール・片側が手で簡単に抜ける程度に緩んで片輪走行に近い状況になっていたのが原因でした。

2014.10.09

ホイール変更後のベスト・ラップ更新 

ホイール交換前に対して0.07秒のタイム・ダウンですが、変更当初は良くても4.15秒前後で走るのがやっとでした。タイムが落ちた最大の要因はホイールの重量が0.27gから0.22gへと大幅に軽くなった事。今回のタイム・アップはパンサー系の標準ゼンマイが最終トラップを殆どパスできないので悪路を変更した事によります。実質的なタイム・アップではありませんが、アスレチック仕様としての最速は何とか維持できました。嫌な例外を除いて(苦笑)