また、次々と発売される新金型のチョロQは造形面で魅力が高く、その筆頭がFD3SのRX-7でした。どうにかコイツを速く走れる一台として仕上げたいと考えた時、パワーで上回るMAD系のゼンマイを使うしかないと結論しました。2周以上の距離を走らせるとなると長距離タイプのロングMADでなくては実現できない。しかし、元々は圏外のゼンマイだったので手持ちの数が少なく、何より重心が高くなる弊害は想像以上でした。始めの頃はブルーMAXに勝てない日々が続き、速い遅いよりも前に常に安定して走れるセッティングを見つけるのに苦労するばかりで途方に暮れました。今では懐かしいと言えるくらいに何年も前のお話ですが、現在はパワーと重量のバランスを考えた時に理想的なゼンマイだと思える程になったのは過去の奮闘があってのもの。決して無駄な苦労の積み重ねで無かったのは幸いだと思っています。 |
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MAD系ゼンマイで作り慣れて来ると更に色々な車種でも作れそうだと思いました。しかし、ロングMADで速いと言えるスピードで走れるのはRX-7のボディ重量(3.3g付近)が限界でした。そして、その程度の重量で収まる車種は殆ど無く、全体を見回すと新金型版の中でRX-7は充分に軽い部類でした。何とかならないものかと全く別な方向で通常サイズのスピード・エンジンを改造。直線以外では走れなさそうなスピードでしたが、これが1周なら破綻せずに走れるようにセッティングできました。これを起点に重いボディはコースを一周走るだけで良いからスピードMADを使って戦線デビューさせたい気持ちになり、セリカ・リフトバックやTE27レビンで試行、一定の感覚がつかめました。 |
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同じMAD系のゼンマイと言えども、ロングMADとスピードMADとでは速度が段違い。当然セッティングも全く違ってくると思っていました。一方、RE雨宮号はロングMADでコツコツと進化させてきたのですがスピードMADに遜色ない走りをしていた状況。これをスピード・ギアにしても大丈夫なのか?不安もありましたが、結果は文中でリンクしている動画のとおり。別次元の速さだった改造ゼンマイのRX-7を軽々と後方に追いやる走り。予想もできない勝利だったので完全に舞い上がり、気を緩めすぎてNSXツイン・エンジンの貴重なローラー・パーツを壊すオマケ付(笑)。改造ゼンマイのRX-7を上回ったスピードMAD仕様の雨宮号は超・究極と呼ぶに相応しい仕上がりになったと思っています |
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かなりの余裕勝ちなので掟破りの見た目改造を発動(笑) 前輪のタイヤと前後のホイールをトミカ・リミテッドの部品に変更しました。 ホイール単体重量が0.23グラムになるので性能落ちを覚悟しましたが、差分がいくらか縮んだ程度で以外と余裕でした。
トミカ・リミテッドのホイールは2分割構造なのでホイール・ディスクの部品だけを入れ替えたりできます。見た目は良くなるし、使えるパーツです
更に進化した「改」仕様は、こちら
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