長期に渡って使用していた併走バトルのコース。 速さを数値化できない環境であった為、色々と間違った思い込みを刷り込む事になりましたが、レースとしての臨場感を存分に味わえ、親子バトルで盛り上がりました。
First Course
= Speed Run
= All Wheel Drive
現在はフラット・コースとして生まれ変わった為、このコースは存在しません。引き出しの中に作られたコースは目一杯にスペースを使い、極力コースが動かないようにしてスピードが落ちない構造を目指しました。しかし、立体コースにしてしまった事から振動で揺れたり動いたりする部分を完全に排除できない難点がありました。コース・セッティングとして理想的とは言えず、ビースピによるラップ・タイム計測が可能になった事から御役御免になりました。
併走バトルは単体走行と違って併走車が生み出す振動に影響されたり、両方のスタート位置から走って安定走行を実現しなくてはならず、求められる要素が多いのでセッティングに何日もかかる事が大半でした。その茨の道をくぐり抜けて王者となったのは軽量化部位にもこだわったRX-7/RZ。フラット・コースでは道を譲る事になりましたが、長年の集大成として思い入れの深い一台。

NSXから始まったツイン・エンジンへの挑戦。当初はブルーMAXをメイン・エンジンにしてロングMAD搭載車に挑む形で作成しましたが、費やす時間と作業投資を考えると割に合わない結果でしかありませんでした。目論んでいた域には遥かに届かず、ブルーMAX単体装着のクルマに僅差で勝つのがやっと・・・と言う、何とも悲惨な結果でした。

その後、MAD系ゼンマイ搭載車はスピードMADを中心にした短距離・高速バトルに移行。ツイン・エンジンもメインのゼンマイを新たにブラックMAXにして挑みました。これが予想外に高い性能を発揮してスピードMADに遜色ない走りを実現、ツイン・エンジンの可能性に光が射しました。